2007年アンケート結果

2007年度アンケート結果

メインテナンスに来院された患者さんのためのアンケート

・アンケート実施期間
成人診療室    2007年4月19日~2007年5月12日
(実日数17日間)

アンケート実施総数成人診療室382名(男114名 女222名 未記入16名)

アンケート方法日吉歯科診療所において15年以上メインテナンス業務を行っている歯科衛生士の担当患者さんに対して、来院時に直接アンケート用紙を配布し、その場で記入してもらい回収した。

メインテナンスに来院された患者さんのためのアンケート

日吉歯科診療所では、これまで長期にわたり定期的で継続的なメインテナンスを主体にした歯科診療を推し進めて参りました。その結果、定期的に来院してメインテナンスケアを受けている子供たちにおいては、12歳時に永久歯に一本のむし歯のない人(カリエスフリー)の率90%以上を達成し、歯科先進国のスウェーデンと肩を並べるほどの結果を示しています。ちなみに、日本全体の12歳時のカリエスフリー率は30%程度です。また、成人においては、長期にわたりメインテナンスを継続している方は治療後の抜歯率が大変低く、20年以上メインテンスを継続している方については、75歳での残存歯数が平均18本で、厚労省の歯科実態調査における75歳の平均残存歯数8本より、10本も多く残存しています。こうした診療所の取り組みは、様々な論文になり海外においてもその成果は注目されているほどです。
患者さんが日常的に家庭で行う適切なブラッシングやフロッシング、またフッ化物の効果的な使用が、口腔の健康を守るために必要なことに違いはありませんが、それに加えて、定期的に歯科衛生士に細菌を減らすためのクリーニングをケアとして受けていただくことは、健康を維持することをより確実なものにしています。それほどに歯科医療においてはメインテナンスの効果は大きなものなのですが、こうした取り組みをシステム化し、診療にきちんと反映させている診療所は残念ながら日本においてはまだ非常に少ない状況にあります。このような取り組みを日吉歯科診療所だけでなく、多くの診療所にも取り入れてもらおうと考え、セミナー等の活動も平行して行ってきました。その結果、日本各地でそうした診療所が生まれ始めてきています。
そして、こうした歯科医療を支えるためには、歯科衛生士の役割は大変大きなものです。日吉歯科では、欧米の歯科衛生士に匹敵するような知識や技術を持ち、人間的にも評価されるような歯科衛生士を目指して教育をしてきたつもりですが、患者の皆さんはどのように感じられているでしょうか。今回は、このような診療所の取り組みと患者さんを担当してメインテナンスケアを行っている歯科衛生士について、定期的なメインテナンスを実践してこられた患者さんにアンケートをお願いしたいと思います。いくつかの質問を用意させていただきました。お忙しいところ誠に恐縮ですが、ご回答いただきますようお願いいたします。

2007年4月 日吉歯科診療所アンケート調査より

~アンケート項目~

1.あなたの年齢、性別は?

2.定期的なメインテナンスで通院している年数は?

3.歯科医療においてメインテナンスは必要だと思いますか?
□とても必要だ □それほどの必要は無い

4.必要だと思う方はその理由を、またそれほど必要がないと思う方もその理由をお書きください。
(              )

5.あなたがメインテナンスを続けている一番の理由は?
(                )

6.日吉歯科診療所では、メインテナンスを決まった衛生士が担当制で行っていますが、そのことについてどう思いますか?
□担当制が良い □担当制でなくてもよい

7.前問に対しての答えについて、その理由をお書きください。
(               )

8.あなたの担当衛生士の対応に満足していますか?
□大変満足している □特に問題はない □できれば担当をかえて欲しい

9.あなたの担当衛生士に一言(よい点、気をつけてほしいことなど)
(               )

10.担当歯科衛生士の様々な説明や指導はわかりやすかったでしょうか?また、除石などの処置や対応は満足いくものだったでしょうか?
□大変満足している □満足している □不満がある

11.メインテナンスが口腔の健康を守るために大事である事は言うまでもありませんが、現在の医療保険制度では、保険適用の範囲を次第に狭めている傾向にあります。保険財政難もあってのことなのですが、診療に対する適切な収入がなければ、診療所の運営にも支障をきたします。そこで、今後メインテナンスが保険で十分に行えなくなった場合、メインテナンスが自費診療となる可能性も否定出来ません。もし、そのような状況になった時メインテナンスをどのようにお受けになりますか?
□自費診療になってもメインテナンスは続けたい
□経済的な負担が多くならないように、回数などを調整しながらでも続けたい
□自費診療で負担が増えるなら、メインテナンスは受けたくない

2007年4月 日吉歯科診療所アンケート調査より
2007年4月 日吉歯科診療所アンケート調査より
2007年4月 日吉歯科診療所アンケート調査より

質問4:必要だと思う方はその理由を、またそれほど必要がないと思う方もその理由をお書きください。
●自分でできる事には限度があり、不十分と思うから。
●老いると歯も老いる。入れ歯になるよりはるかによい。
●少しでも自分の歯を残すことは大切なことと思う。
●人間ドックと同じで定期的なメインテナンスは必要と思う。
●歯磨きだけでは健康な歯の管理はできないので、適切なメインテナンスが必要である。
●安心して任せられる主治医のようなもの
●痛くならないと足を運びにくいので大変助かっております。
●歯の健康状態を確認できるし、自分では手が届かない所までやって頂けるし歯にとっては欠かせない事だと思います。
●歯は食べるため、命を維持するため、生きている限り大切なものだから。
●以前治療のみの場合は、何度もむし歯と治療の繰り返しだったがメインテナンスを受けるようになり、むし歯にならなくなった。
●気がついたときには、手のほどこし様がないと言われる場合が多いと思う。
●通院してから、歯が抜けるのが止まった。
●歯のメンテをやっていると歯に関心を持ち、話すのも口を大きく開け自信になる。
●自分では気づかない付着物等があるのを知らないでいる事もあるし、歯の状況等についても知る事ができる。
●自分ではご指導いただいた様に精一杯歯磨きしているつもりでも、なかなか衛生士さんの様にはゆきません。とても自分だけの力では22年間現在の状態を保てたとは考えられません。
●もっと早く日吉歯科さんにお世話になっていれば、抜歯しないですんだ歯も多かったのではないかと思っております。お世話になってからは、とても快適に過ごしております。
●現在の歯が1本でも大切だと思えば、お世話になった方がよいと感じております。
●口から物を入れるので、雑菌がすごいと思います。自分ではとりきれない物をとってもらう事が重要。
●歯石を除去していただいたり、生活上の注意をしていただいたり、大変助かっています。もっと早くこの医院にかかっていれば、大切な歯を失うことも少なかったのではと残念に思っています。
●自分では知らないで食生活していて、あわてて痛くなってからよりも、いくらかは頭の中に入れて、生活できたら良いから。
●健康のもとと思っている。入れ歯の大変さも母を見て強く感じます。
●メインテナンスに通院するようになってから、抜歯がほとんどなく80才残存20本も夢でないと心強くありがたいと思っています。
●自分ではきれいに磨いたつもりでも、毎日の磨き残しが後に大変なことになりかねないと思います。1年に3回だけのメインテナンスを受ける事により安心さが自分にあります。
●良く手入れしてますねと声をかけて頂くと、すごく安心感を感じます。
●前は痛くなってからお医者さんに行ってましたが、定期的にメインテナンスをおこなってたら、健康で美味しく食事も出来、大切な事です。歯は一生の宝物と思っております。
●なかなか個人では歯について知識もそれほどなく、やはり専門の方にアドバイス等受ける事によって安心感もあり、将来的に是非続けて頂ける事を望んでいます。
●自分でわからないうちにむし歯や歯周病が進行している場合があるので専門の方に見ていただきたい。
●私の場合痛くなってから通院したので歯の状態が悪くなってしまいました、もっと前からメインテナンスをしておけば歯を抜くこともなく全部自分の歯でいられたかもしれません。又、自分では気づかない口臭なども予防できるため、必要に思います。
●若いときはそれ程メインテナンスは気にしてなかったが、加齢するに従い歯が抜け落ち残念に思っています。本院に通院するようになって適切な指導を受け今後も続けてお世話になりできるだけ悪くなる進行を遅らせたいと思います。
●普段の自分でのブラッシングでは、完全ではないのに、それをそのままにしておく事で後々大きな治療をしなくてはならなくなると思うから。
●食べる事は生活の基本で必要不可欠なもので、それを支える歯はとても大切です。片寄らない食材を得る為にも、しっかり消化をするためにもよくかめる歯の維持が必要と考えます。
●日吉先生みたいな先生が多くできると良い。
●定期的なメインテナンスは、担当の方が変わらないので、継続的なメインテナンスにおいて患者との信頼関係が確立され、効果的であり13年間の成果がはっきり実感される。
●自分では「たいがい」ということで終わってしまう。もっとこまかく丁寧にやればよいのですが、やはり専門家のお手伝いを欲しいと思います。
●歯は第二の健康のバロメーターだ。
●お世話になりました。先生に「もう入れ歯ですよ」と言われてから7年も続いたこと、感謝申し上げます。以前、自分が行っていた歯医者さんでは全くなく、もっとここに早く来てれば良かったと思っている。
●ひどくなってからの治療は本人も痛い思いをするし、早期発見早期治療で状態の軽いうちに良い状態を、維持できるように。
●私は仕事が忙しいため若い時は、歯医者に行かなかった為抜歯されました。日吉さんでは出来るだけ抜歯しないで生かして来れました日頃の手入れが重要だと思っています。
●これからも80才になっても、ずっと自分の歯でいたいから。
●むし歯になってからでは、歯を削ったりして義歯をいれたりするため、自分の歯がキズついてします。そうなる前に予防して一生自分の歯でたべられることはすばらしいと思う
●むし歯が進行していても自分では気付かない。我流の歯磨きではあまりうまく磨けていないことも多いので正しい方法を教えていただくことは有益である。診ていただいていると安心感がある。以上三点。
●最近新聞等でも取り上げられるように口腔医学は今まで本院でずっと提唱してきたものが証明されつつあるように思われる。(メディアに取り上げられたものa.朝日新聞糖尿病の方が口腔ケアで症状が良くなってきた?b.NHKインフルエンザでお年寄りが死亡罹患しなかった施設では、歯磨きが徹底されていて驚いた。)
●三ヶ月検診で悪い所をその都度みていただける。早めに治療して頂けると痛みが少しだけですむ。
●年齢を重ねる程に、歯の重要性(役割)を感じている。
●a.毎日自分が行っている口腔ケア(ブラッシング、フロッシング)が正しくできているのかを専門家の目でチェックして頂く事で今後のケアにつなげていく事ができる。b.客観的な目で良い点や悪い点を指摘して頂けるのでケアに対する意識を明確にできる。
●9年間一度も抜歯しておりませんし、歯痛で悩むこともなかったように思います。
●自分の歯は自分で治すのが自然であり、そのように実行するのが一番とよいと思います。
●自己流のやり方では、癖が出て手入れが良く出来ない所や忙しいと程々にしてしまいがちなので、専門家の手入れを受ければ早めの手当が出来るし、痛い思いはしたくありませんから。
●予防医学と言われている通り、歯も大切な役割を果たすと思われるので。
●知らないままに悪化して行くという話を聞いているので、定期的に来院しチェックして頂いてる。
●歯は身体の健康に重要なポイントをしめてるから。
●必要だと思います。定期的に歯科衛生士の方に指導をしていただくことで、自分の健康を維持できることはありがたいと思います。
●自分では十分歯磨きができてると思っても歯科医の診断では十分でない所が何カ所も見つけて頂いき早めの治療を受けられるから。
●定期的なメインテナンスを実施する事は歯の健康に対する意識の高揚などを考えると絶対不可欠と思われる。
●こちらに伺う以前、数件の歯科医で金冠、抜歯の繰り返し(13回)だけだったので大いに必要。
●自分の永久歯をいつまでも保存できることはうれしい。不安がなく生活ができる。気持ちがいい事がすばらしい。(精神面にとても良いと思います)
●定期的に行う事で、悪化予防につながる。予約する事で忙しさにまぎれて悪化しそうになる所、メインテナンスを行う事で自分のケアを振り返り気をつけるようになり、子供たちへも歯の大切さを伝えられる。
●歯がいかに大切な物という事を、本院で教えて頂いた。
●自分では出来ない所をして頂ける事と、現在自分の歯と歯茎、口腔内の状態がどのようになっているかを見て、点検、メインテナンスをしていただけることがとても安心でき、又、次の回まで頑張ろうという気持ちになります。
●歯の大切さは、子供の頃むし歯が多かったこと、周りの大人たちの入れ歯を見たり、セミナーで様々な病気にもつながることを知りました。日々の歯磨きとメインテナンスが大切だと思います。
●<75才で18本>を守りたいなら。
●高齢になっても歯を使えるようにしたい。
●今までの通院と自分の健康上からそう考える事ができる。(三ヶ月過ぎる頃から薬の効果が落ち、疲労しているときに限って治療中の歯は痛くなる。免疫機能が落ちる?)

2007年4月 日吉歯科診療所アンケート調査より

質問5:あなたがメインテナンスを続けている一番の理由は?

●不十分な点を補ってもらうため。
●自分の歯でものを食べるため。
●悪化すると治療が大変である。可能な限り常に歯をきれいにしていたい。胃腸にもよいとおもうから。
●歯磨きだけでは健康な歯の管理はできないので、適切なメインテナンスが必要である。
●むし歯になってからは遅いのでなる前の定期に診断が大切。
●歯をきれいに出来ていろいろアドバイスをしていただけるから。
●プロが必要と認めているから
●生活の一部になっている。
●現在のまま少しでも自分の歯が元気でいられるように。
●歯周病の進行が止まったから。
●これ以上歯を失いたくない。
●年齢とともに自分の歯で食べられる幸せと歯がきれいでいられること。
●メインテナンスをすることにより歯石も除去してもらえる。
●歯の状態がこれ以上悪くならない様に、又事前に知る事ができる。
●むし歯になりやすい体質だと言われたので。
●口内が汚かったり、口臭がある方に好感をもてないから。
●自分自身で行うのが面倒くさいから
●健康な歯で精神的、肉体的にも健康に日々過ごしたいと思います。食事を楽しくしたいため。
●通院していると自分の歯の状況を教えてもらえる。又、家庭での歯の処置の方法を指導してもらえる。
●健康は歯が一番の源と思っていますので。
●歯が元気であってこその健康、とても大切だと思っています。
●歯が悪く抜けたりなくなったりすると食事自体に不自由を感じ胃腸にも悪いし会話のとき発音も悪くなるから。
●目標80才20本残存と、入れ歯をしたくない。
●歯の悪化が早くわかり、これ以上悪くならず健康でいられます。
●8020運動に少しでも近づきたいのと、自分の歯で食べて食べ物の良さをじっくり味わい自分の丈夫な歯で味わう幸せを、いつまでも保って行きたいです。
●歯肉炎が若い時からあり、歯に気を配る様にしていました。母が40代頃から全部入れ歯をしていたのを目のあたりにし、私はそうなりたくないと思って続けています。とても効果があり感謝しています。
●口の中がさっぱりした気持ち良さと最近では50、60才過ぎてからの歯をしっかりとしたものでありたいと思うようにもなったから。
●将来の歯の状態に不安があったため、メインテナンスを続けることでリスクが軽減できればと思ってます。
●口腔内を衛生的にしておきたいし、自分の歯でいつまでも食事をしたいので。
●近親者が歯で悩んでいるのをみているので。
●少しでも多くの歯が必要と思うから。歯が悪いと胃の状態も悪くなるから。
●生涯自分の歯で食事を楽しみたい。
●健康に生きて、美味しい物を食べ楽しい旅行等をする為。
●歯が正常だと体全体を支えてくる感じがする。
●定期的に(ままならない事が多かったが)来ないと体は正直に反応し、3~4ヶ月過ぎると歯が痛くなる。(ケアでしか治らない歯?)
●特に歯が弱いため今の状態を保ち続けたいと思っている事、口の中の衛生が保たれる事がとても気持ち良いため。
●歯の健康を維持する為には日常のケアも大事ですが、定期的にチェックしてもらうことでより一層健康が維持できると考えるから。
●自分の歯を守るため。口臭予防と、メインテナンスが終わった後が気持ち良くてきれいになったという感じ。
●結果が良いので、この状態を保って行きたい。
●歯が痛くならないように、歯がなくならないように。
●歯を出来るだけ、健康に残したい。
●日吉様に来るまで歯が大変でしたので。
●日常生活上最低ラインは持続。
●自分の歯を1本でも多く残したい。
●歯および口腔の健康保持、しいては体全体の健康保持
●歯の健康を守りたい。
●自分の歯を長持ちさせたい。
●可能な限り、自分の歯の健康を維持したい。
●自分の歯を失いたくないから。

2007年4月 日吉歯科診療所アンケート調査より
2007年4月 日吉歯科診療所アンケート調査より

質問7:前問に対しての答えについて、その理由をお書きください
●継続して状態を認識してもらえる事、器具の力加減等、個人的にわかってもらえてるから。
●自分の状態を知っているので安心。
●状態を常に把握してもらえると思うから。
●個人的に経過をわかってくれているので安心。
●担当以外治療されたことがないので判りませんが、私は今のままが良い。
●最初の状態からしっかりわかっている方にいつもメインテナンスをして頂ける事は、とても心強いし、何でも気軽に相談も出来て有り難いと思います。
●自分の歯について、自分より良く知っていると思うので。
●その都度担当が変わると少し不安。又、一方で変わるのもいいのかなと
●メインテナンスの相談とか毎回わかりやすく、気心がしれて良いと思います。私のことをわかってもらっているから。
●この長い間私自身の事をよく知ってケアにあたってくれている訳だから。これはどの場面においても大変重要なことである。(もっとも相性が悪い場合は困るでしょう)
●担当の衛生士さんの顔を見るとほっとして安心して病気が治る様な気がします。
●常に診察して頂いて患者からの質問に対しても適切な答えとアドバイスがある為。
●継続的に観察する事ができ、そこからいろいろな事がわかってくる利点がある。患者との共同作業的な意味がある。
●信頼して何でも聞けるし、なんでも話が出来て医院に来るのもあまりつらいと感じない所が良いと思います。
●同じ方の担当だと、いろいろな前歴がよくわかって下さるから。
●気心がわかってもらえるし何でも気軽に話せる。
●自分の歯の状態を把握してもらえている。
●自分の事をなんでも信用し話され、相談され、安心してまかされ見てもらえる事です。
●2人のコミュニケーションがとても必要と思うから。
●来るたび変わってしまうのは不安。
●前回と比べてもらえるので。又、口の中を見せるのは多少の抵抗があるから1人の人がよいです。
●質問などあった場合とか、気軽にお話しできるのでありがたい。以前からの流れがわかると思うので安心かある。
●信頼度
●責任を持ってメンテをして下さる様な気がする。
●担当制なら同じ人から見てもらえるので今までの経過などをわかってもらっているため、いろいろな面で気が楽である。
●話がしやすいし、経過が解ってくれるので安心できる。
●その都度変わると不安がある。
●相方の意志の疎通。
●診療所を信頼してますし、どなたでも良いと思う。現在の担当者もとても気持ち良く接してもらってます。
●前後の事情を知ってもらっているので、一回ずつ担当の方に説明しなくてもすむから。
●衛生士さんも歯磨き同様に癖があるでしょうからいろんな方に、対応して頂いたら良いと思います。
●たまたま合わない方がいらっしゃったら、代わってほしいと思うかもしれません。
●気心が知れているという事は安心してまかせられるし、良き話し相手ともなり、心のリフレッシュにつながるから。
●担当者が変われば新しい発見、見方もあると思いますが、長く見ていないと根本的なことを見落とす事があると思います。
●同じ人が継続して関わる事によって、自分の状態の変動がより一層把握できるのではないでしょうか。
●担当性の方が、個々の歯の特徴もわかり治療には良い。
●コロコロ変わられると信用できない。

『担当制でなくてもよい』とお答えになった方のご意見
●欲を言えば全員回って、自分に合った担当を決められれば、尚良い。
●チェックはひとりより多数の方が、いろいろなケアが可能。また見落としも発見できる。
●自分でも気づかない所、カルテにない新しい所を別の目線で見つけてくれるかもしれない。
●みなさんのレベルが同じであれば担当制でなくともよいと思う。
●それぞれの衛生士さんによって、色々な見方があると思うので。又、やり方も丁寧とか。

2007年4月 日吉歯科診療所アンケート調査より
2007年4月 日吉歯科診療所アンケート調査より

質問9:あなたの担当衛生士に一言(良い点、気をつけて欲しい点など)
●いつもさりげないソフトな対応に感謝しています。
●いつもゆったり処置、検診してくれるので安心。
●強いて言わせてもらえば治療中、口が塞がっているときに話しかけられても、返事ができないので困ることがある。
●欲をいえば、慣れができていてもう少し丁寧にクリーニングをしてもらうとなお良い。
●出来るだけ痛くないようにお願いします。自分でもっと歯研き頑張ります。
●来るたびに歯についてアドバイス、状態説明を丁寧にしてくれる。
●さっぱりして人当たりがよいと思う。
●設備がよく滅菌など衛生面でも最高です。
●いつもありがとうございます。(家族皆太田さんです。)
●これからもよろしくお願いします。25年間悪かった歯が存続できたのも日吉歯科さんのお陰です。
●これまで同様気持ちのいい空間で信頼できる治療をお願いします、三ヶ月に一度歯の健康をチェックしてもらっていることでどれだけ安心しているか!!ここに来るまでは考えられませんでした。
●知識が豊富。希望に、細かく速断実行できる。
●知識が豊富で深い。常に研究されている。技術が優れている。Dr.Kumagaiとの連携が良い。説明に無駄がなく的確である。
●美容師さんのような余計な世間話をしないのでとても楽です。
●テキパキとして気持ちよくメインテナンスをしていただけ応対もとても良いと思います。
●歯の磨き方やブラシ、糸の使い方を丁寧に教えてくれて大変良い。長く担当してもらっているので、親しみが持て安心して色々質問できて良い。質問にはよく答えてくれるし、必要な時は先生に見てもらうようにしてくれる、信頼できる人。
●すばらしい技術、他はなし。
●good!
●やさしく接し、一生懸命やってくれるので、とても安心しありがたく思っています。
●十分対応に満足しており、又希望も取り入れてもらっておるので特別にはない。
●技術的、人間的にすばらしい方である。
●とても安心できる技術的にも、人柄、対応についててきぱきととてもわかりやすい。お伺いするのが楽しみです。
●以前中度の歯周病で通院した際に、とても親切ていねいに対応して頂きました。相談にものってくれ、すごく感謝しています。
●スムーズで気持ちがよい。
●メインテナンスケア以外の事でも気軽にお話して頂けるので、これからもよろしくお願いします。
●ずっと長年のおつきあいなので今後ともマンネリにならず、最新の情報と技術でお願いできればありがたい。
●これは私だけかもしれませんが、仕事が多忙な毎日に庭を見ながら口はスッキリさわやかになる訳で(はじめの頃は痛いだけでいやだった)ほんのひとときながら癒しの時間でした。
●とても明るく親しみがあり親切。メインテナンスもとても正確で気持ちがよい。
●ソフトな話し方、日常な会話から入り治療の痛み恐怖心をやわらげてくれます。
●対応がよく、何でも気軽に聞く事ができる。わかりやすく説明してくれる。安心してまかせられる。
●細やかな心遣いや穏やかな笑顔で接して頂けるので来院するのが楽しみです。これからもよろしくお願い致します。
●メインテナンスが終わると口の中がすっきりして気持ち良い。家での歯磨きのポイントを教えてくれるのでわかりやすい。子育ての実体験の話をしてくれるので、新米母の私はとても勉強になる。私の子供の事を気にかけ毎回声をかけてくれるのがうれしい。
●長い間のおつきあいなので安心してみてもらってます。知り合いの方にも日吉歯科さんをおすすめしてます。
●とても対応の仕方もよくわかりやすく説明してくれるのでよかった。
●やさしいですし、とてもわかるように教えてくださる。経験がおありのようで安心できる。衛生士になってまだ間のない方ですと心配ですが、私の担当の方はベテランのようなので安心です。
●とても感謝しています。心をとてもなごましてくれたり、不安も和らげてくれたり、ここへ来るのが衛生士さんに会えるのが楽しみです。治療は技術のみでなく、心の治療もかねそなえてる方なのでとてもありがたいと思ってます。笑顔がすてきで私は元気がもらえました。
●すばらしい点は熊谷先生のお考え、ご指導を受けられ職場の皆さんが、誇りをもって仕事をされてる事。誇りと自信をもたれておられることで、熊谷先生の考え方にみなさんが力を合わせてる事です。難病やリハビリに対しても圧迫をかけ、財政削減の方向になるようです。医療福祉を抑圧することに医療従事者と患者とが、力を合わせて対応したい物です。
●丁寧な処置でメンテをした後気分がよく、これからもよろしくお願いします。
●もう、もう、120%満足と感謝です。気をつけてほしい物はまったくありません。良い点について一言では表せません。
●かわいいグッズで気が和む気づかい。
●いつもきちんと説明していただいて、メインテナンスが楽しみです。国民の健康、福祉の面での国の政策に問題があると思っております。いかりをおぼえます。税金などは増え続けて暮らしにくい毎日ですね。
●良く指導してもらっている。歯が健康になれば診療費も少なくてすむと思います。保険制度改革で自費診療とならないように、医師会でもがんばってもらいたいと思います。予防介護を叫んでいる行政であるので、予防する事にもっと力を入れてもらいたい。

2007年4月 日吉歯科診療所アンケート調査より
2007年4月 日吉歯科診療所アンケート調査より

質問11:メインテナンスが口腔の健康を守るために大事である事は言うまでもありませんが、現在の医療保険制度では、保険適用の範囲を次第に狭めている傾向にあります。保険財政難もあってのことなのですが、診療に対する適切な収入がなければ、診療所の運営にも支障をきたします。そこで、今後メインテナンスが保険で十分に行えなくなった場合、メインテナンスが自費診療となる可能性も否定出来ません。もし、そのような状況になった時メインテナンスをどのようにお受けになりますか?

2007年4月 日吉歯科診療所アンケート調査より

「メインテナンスに来院された患者さんのためのアンケート」を実施して

医療法人社団 日吉歯科診療所
理事長 熊谷崇

日吉歯科診療所では、開業当初から来院する患者さんに治療後のメインテナンスの重要性を説明し、長期にわたりそれを実践して参りました。これまでも、こうした診療所における定期的なメインテナンスの成果については、患者データの分析からその効果と重要性を確認し、海外においてもその取り組みの水準の高さが注目されています。日吉歯科診療所における定期的なメインテナンスが、確実に患者さんの利益に結びついていることをスタッフ一同誇りに思っています。
さて、長期にわたりメインテナンスに来院していただくためには、診療所にも様々な設備のための投資や人材の育成が必要になります。特に、歯科衛生士は、患者さんに直接関わり、それぞれの患者さんが口腔内の健康を維持するための問題点や状況をよく知り、口腔内のバイオフィルムの破壊と除去をはじめとするリスクコントロールを適切に行わなければなりません。また、継続的に来院していただくためには、患者さんが安心して来院できるような診療所の設備や環境とともに、歯科衛生士の心地良い接遇も重要になります。メインテナンスを行う歯科衛生士の知識や技術とともに、医療者としての心構えや態度も問われることになります。
そこで、今回は、日吉歯科診療所において長期にわたりメインテナンス業務を主に行ってきた4人の歯科衛生士が担当している患者さんに対して、日吉歯科診療所で受けたメインテナンスの実感とそれぞれの担当歯科衛生士の対応についてアンケートをさせていただきました。アンケートの対象者は、日吉歯科診療所で継続的にメインテナンスを受けている患者さんがほとんどで、それも長期にわたっていらしている人が多かったこともあり、ほとんどの患者さんがメインテナンスの効果を実感しその必要性を正しく認識しているように思われました。また、それぞれの担当衛生士との関係もおおむね良好で、メインテナンスが口腔のケアという意味合いを超えて、日頃のストレスから瞬時解放される癒しの時間と感じている患者さんも少なからず存在しているように思われました。少数ですが、歯科衛生士の対応等にご意見のある患者さんもおりましたので、それらのご意見は今後の課題にさせていただきたいと思います。
さて、日吉歯科診療所がこうした診療体系を作り上げ、多くの患者さんにメインテナンスの効果を理解して来院していただくまでには、様々な障害を乗り越えることが必要でした。今でも、歯科医療にメインテナンスをきちんと位置づけて実践している歯科診療所はまだ少数です。日吉歯科診療所が開業した当初の27年前は、そのような歯科医療のあり方を説明されても、多くの患者さんは理解ができなかったかもしれません。歯医者は痛くなったときに行くところだと誰もが思って当然の時代でした。
メインテナンスという考え方を広めてゆくには、まず患者さんたちの歯科医療に対する認識をかえてゆくことが必要でした。そのためには患者さん自身に口腔内の病気の成り立ちを知ってもらい、それをコントロールするための患者さん自身の役割も知ってもらい、その上でエビデンスに基づいた治療を確実に行い、その結果を実感してもらった上で少しずつ理解を深めていただくしかありませんでした。また、当時の歯科衛生士自身も、そのような歯科医療システムの中でどのような役割を担うべきなのか理解しておらず、また本来の衛生士業務を行うための知識や技術も持ち合わせてはいませんでしたので、歯科衛生士の教育は一からやり直さなければなりませんでした。何度もアメリカの歯科衛生士学校の教官を診療所に呼んでは、知識やスキルそして医療者としての心構えなども含めたトレーニングを繰り返して実力をつけてゆきました。
そして、そうした地道な取り組みの結果、治療後の快適さを実感する患者さんが増加し、次第に多くの方がメインテナンスを希望されるようになってゆきました。開院数年後には、当時全国でも珍しいメインテナンスの患者さんのケアを行う「メインテナンスルーム」も設置しました。当初はメインテナンス専用のチェアは2台でしたが、それも次第に不足になり、患者さんの要望を満たすために診療所は増改築を繰り返し、開業当初4台のチェアでスタートした診療所が、今年5月の増設で22台まで増えることにつながりました。日吉歯科診療所は開業以来、設備やスタッフの教育に多大の投資をし、診療所の総合力を高めて、安心で確実な歯科医療サービスが提供できるように努力を重ねてきたつもりです。
しかしながら、現在の歯科医療のおかれている現状は厳しく、いずれ、歯科のメインテナンスが保険給付の対象から外される可能性も十分に考えられます。しかし、私たちは、今行っている日吉歯科診療所の診療システムが多くの患者さんの利益となっていることを誇りに思い、またこうした歯科医療を受け入れてくださる多くの患者さんの存在を本当に有り難く感じています。こうした歯科医療に対してきちんとした価値を認めていただけるように、これからも地域や社会に向けて情報を発信し、このような歯科医療こそが多くの方々の健康を守る力になるのだと言うことを示してゆきたいと思っています。そうした意味では、自費診療になってもメインテナンスを続けたいと回答してくださった方が多かったことは、私たちの大きな励みとなりました。これからも、日吉歯科診療所は多くの患者さんの健康を守る取り組みを継続してゆく所存ですので、今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。

2007年4月 日吉歯科診療所アンケート調査より